春は、「啓蟄」と言って虫が這い出る季節でもあります。つまり、土の中に潜って寝
ていた虫たちが地表に出てくるように、身体の中でおとなしくしていた病気が症状とし
て出てくるという意味です。
また、「木の芽時」というのも同様の意味ですね。
まず、春にでやすい症状は、なんと言っても花粉症と頭痛です。前回挙げた閃輝暗点を
伴うものもこの時期に多く見られます。他にはめまいや耳鳴も起こりやすくなります。
首から上の病症が圧倒的に多いですね。
漢方医学の世界では温病と言います。
この時期に出てきた病症は、早く取り除いておかないと、夏に向かってどんどん成長
していく傾向が強いです。そのうち治るだろうとたかをくくっていると大事に繋がるこ
ともあります。早めの対応を心がけましょう。
基本的には、首や肩や首の凝りを取ることです。ただし、ただほぐすだけではなく、
上の方に上がってしまった気を下の方に下げていくことが肝要です。
花粉症の人にはピンときやすいと思いますが、顔や頭に熱がこもっている感じが強く
なります。気を下(下半身)の方に引き下げる治療をすることで何度もぶり返したり、逆
転現象を起こすことがなくなります。
