夏の体調不良 締め

夏の体調不良シリーズ?

最後の締めです。

 ここまで、シリーズとして夏のトラブルの原因や仕組みを挙げてきました。こうした邪気を体に取り込んでしまう最大の要因は、飲食や労倦による内的環境の悪化です。
 飲食では、冷たいものや甘味の摂りすぎ、あるいは単純に食べすぎが問題になります。
 テレビやネットの情報を鵜呑みにせず、自分の胃腸の特性と相談しながら飲食をコントロールしましょう。
 労倦とは、肉体的・精神的な過労のことです。簡単には改善できない課題ですが、自分の体力に見合った労働ができると理想的です。もしそれが難しいなら、大谷選手のように一日10時間近く眠る、あるいは以前のブログや動画で触れたように、短時間でも深い睡眠を取る工夫をしてみましょう。
 精神面については人によって事情が異なりますが、「寝るときは寝る」「食べるときは食べる」「遊ぶときは遊ぶ」と区切りをつけることが大切です。やらねばならない時は、余計な情報を遮断して少しの間だけ集中する。開き直りや覚悟を持ち、一度に多くのことを考えすぎないよう訓練し、その瞬間瞬間を精いっぱい過ごしてみてはいかがでしょうか。これは「マインドフルネス」の考え方にも通じます。
 結局のところ、時間は何となく過ぎていくものです。その流れに飲み込まれるのではなく、自分なりに区切りをつけて過ごすことが大切だと思います。