妊婦・産後授乳期の体調管理

妊婦さんや出産後の体調不良で悩む方は結構いらっしゃいます。

風邪を引いた、花粉症が、眩暈がする、耳鳴りが、頭痛が、腰痛が、肩こりが、足が浮腫む、例を挙げたらきりがありません。

この時期の体調管理の難しさは、赤ちゃんのことを考えると迂闊に薬を使えない、使いたくないということにあります。

 

西洋医学の世界でも、そのへんはずいぶん研究されてきて、母体には効くけれど、胎児や授乳児には影響が少ない薬が開発されてきています。しかし、当然ながら、その効果は控えめになってしまいます。

ひと昔前のように極端な異常分娩やあきらかな障害児が生まれることは減っていますが、そこまでいかなくても、原因不明の発達障害の子供はかなり増えているようで、食事の傾向や薬の使用がその一因になっている可能性があるという報告は多々あります。

 

病院では、「妊婦さんや産後にも使える弱い薬とか、いい薬が開発された」という説明がされていますが、体質の個人差によっては、一定数の患者に過剰反応やアレルギー反応が起こってしまいます。お酒の強い弱いがあるように、薬の種類によっては合わない人も出てきてしまいます。80%の人には有効だけど20%の人には効果がないまたは害が出ることもあるというのが現状のようです。

特に、妊娠前からどちらかと言えば敏感な体質な方は、極力薬剤を使わないようにしたいものです。

 

そこで注目すべきなのが、オルタネィティブメディスンと言われる分野の医療です。代替医療とも言います。

鍼灸、マッサージ、オステオパシー、ホメオパシー、カイロプラティックなどなど、他にもたくさんの治療法がありますが、こういった方面に目を向けることも治療の選択肢として考えるべきではないかと思います。

自分は、鍼灸の専門家なので手前味噌になりますが、経絡治療は気の流れを正常化することで本人の自然治癒力、自己免疫力を喚起し、極力、本人の力で病気を治し、症状を緩和させるようお手伝いができます。もちろん、病気によっては薬と併用しながらということになりますが、そういうケースでも治癒スピードが格段に上がり、患者の身体的、精神的負担を最小限に抑えることができます。

健やかな体調の親から生まれた子どもは、明らかによい健康状態で生まれてきます。

 

 

 また、妊産婦でなくても、強度のストレスに晒されている人、HSPhyper sensitive person)の人、そうでなくても敏感体質の人、アレルギー体質の人など、なにかしら体質に問題を抱えているに人は、特に経絡治療をお勧めします。