原稿はとっくに書いてありましたが、アップするのをすっかり忘れていました。
8月初旬で2ヶ月経ちました。治療は、調子が良くなってきたのでここ2週間はサボり気味で2週
に3回です。
日常生活での痛みは全くありません。急に走っても痛みは出ません。一般的に考えればこれで完
治ということになります。しかし、最終目的は、テニスをストレスなくプレーすることなのでそ
の意味では完治とは言えません。
今週木曜日にテニスの練習2時間、シングルス2時間、ダブルス2時間プレーしました。どう
考えてもやりすぎなのはわかっていますが、どうせ自己責任の実験なので、トライしてみました。
これだけできたということはとてもいい感じなのですが、プレー後に痛みに近い疲労感が残りま
した。痛めた靭帯周囲の筋肉の疲労回復に時間がかかっている感じです。これがなくなれば完治
ということになります。2日経っても少し残っています。痛みで動作が制限されるのではなく、患
部に違和感を感じます。
次回のレポでは、完治!といきたいところです。
歳をとってスポーツをやっている人は、何かしら身体に不調を抱えているものですが、いろいろ
な治療で、こういった不安を少しでも取り除いていくことによって、プレーのパフォーマンスが上
がり、また長くプレーを続けていくことができます。
スポーツはする。しかし身体のコンデショニングは何もしないというのは、かえって健康のため
の運動が、健康寿命を縮める結果になりかねません。
これだけは気を付けなければなりませんね。
今回の治療について
通常の臨床では、元々体質的に弱いところを強化する、あるいは、病気や怪我によるエネルギー循
環(経絡)の歪みを是正する本治法と、直接悪いところを治療する標治法、離れた所から、遠隔的
に治療する補助療法という3段階の治療を行います。
今回は、最初のうちは週2で総合的な治療、他に週1、2で本治法のみ行っています。その後は回
数を減らしていきました。通常の患者さんであれば、最初の1ヶ月位は週2回程度の総合治療が好ま
しいケースになります。
恥骨結合炎(グロインペイン)
急激な股関節の開脚動作、負荷により、恥骨結合部、生殖器周囲に動作痛、自発痛を起こします。
原因は、主に激しい運動、または出産で発症することもあります。ひどい時は寝返りや歩くことも
できず、少しでも開脚しようとすると激痛が走ることもあります。前駆症状があることも多く、鼠
径部や股関節に異常を認める人は注意が必要です。
治癒までの経過が長く、スポーツ選手は引退に追い込まれることも珍しくありません。通常、日常
生活での不安がなくなるまで3ヶ月から1年以上かかると言われています。
恥骨は、前陰部の前で、左右の骨盤を接合しています。これが、強い衝撃により緩んでずれてしま
った状態です。西洋医学では、何もしないか、ストレッチ、マッサージ。保険外でカテーテル療法
があります。
自分の場合は右側に痛み。発症当時、小股の歩行はできるが、大股歩き、小走り、寝返りなど横へ
の動きで激痛。結構重症な部類です。当然ながら治療は鍼灸のみでいきます。