かつて、経験したことのないパニック状態を引き起こしている新型コロナウイルス。
皆さん、ご対応に苦慮されていることと思います。かく言う自分もあまりの世の中の変容ぶりに戸惑っております。
もし、今、自分の職場や家庭が感染経路や濃厚接触者になってしまったらどう対処すればよいか。特に自分のような業種はひとたまりもありません。ほとぼりが醒めるまで、おとなしく家に引きこもることになるでしょう。それでも治療室と住まいの家賃を払い続け、夫婦二人の生活を営んでいくとしたら、どのくらい持つのか?
まあ、あっという間でしょうね(笑)
これはまさに運次第というのが現状です。
特に、怖いのは、感染することよりも風評被害や差別の方が深刻なのではないかと思います。実際、福島の実家のある市内では感染者が特定され、病気とは関係ないことまで晒され、非難されています。(好きでなったわけでもないのにひどい話です)
もちろん、近所に感染者が出たとなれば、怖いというのもわからないでもありません。何しろ、志村けんさんが亡くなったというのが全国的に大ショックと同時にパニックを引き起こしてしまいました。
しかし、個人的には、世の中で騒がれているほど悲観的には考えておりません。ひょっとしたら、この投稿が非常識だと問題になると困りますが、どうせ、もう困ってきていますので、せっかく復活したHPのトップに載せちゃおうと思います。
不快に思われた方はそのまま閉じてください。
ここのところ暇になってきたので、その根拠を探ってみました(泣)
まず、このウイルスは武漢の市場から出たとか、細菌兵器が漏れ出したとか、あれこれ憶測はありますが、そういう話は置いといて、なぜか、なぜか、日本人には影響が非常に少ない、弱いということがあります。
例年のインフルエンザの1/400程度の感染者数らしいです。通常、感染爆発というのは週に40万人程度の感染者が出る状態を言うそうです。
厚生労働省のHPによれば、国内の年間でのインフルエンザの感染者数が約10,000,000人、死亡者数が約10,000人となっております。次から次へとワクチンが開発されているにもかかわらずです。
現時点(緊急事態宣言発令日の4月7日)での新型コロナウイルスの
日本のトータル感染者数は3,906人、死亡者数は80人。
アメリカはトータル感染者数が347,000人、死亡者数が10,000人強。
イタリアはトータル感染者数が132,500人、死亡者数が16,500人強。
スペインでトータル感染者数が135,000人、死亡者数が13,000人強。
フランス、ドイツがそれぞれ100000人強、死亡者数が9000人、1500人
イギリスが5,400人、1,500人
中国はトータル感染者数が81700人、死亡者数が3300人強。
あれっ、日本だけ桁が違いますよね?(中国や韓国、台湾、シンガポールも少ないです)
日本はきちんと調べていないと言われていましたが、確かにオリンピックをなんとか開催したいということもあり、最初のうちは絶対ズルをして検査を渋っていたと思います。しかし、最近はそこそこちゃんと調べているのではないでしょうか?
というのも、感染者数はごまかせても死亡者数はごまかせないからです。
しかも、感染爆発するのなら、あれだけ中国からの爆買い観光客を受け容れていた日本が最初に爆発しないはずがありません。いつまでも入国拒否をしなかったために、欧米の企業では一刻も早く日本から逃げるように通達していたところもあったそうです。
これだけで見えるのは、日本、中国の感染者数、死亡者数は欧米に比べてかなり少ないということ。いくら情報操作しても、こんなには操作しきれないと思います。
それなのに、「緊急事態宣言」。
転ばぬ先の杖でしょうか。いえいえこれでは転ばぬ先の入院です。
(しかし、自然界に絶対はありませんから、もしかしたら今後、大爆発することもあり得ますので、あまり大きなことは言わないようにしておきます)
こんなに数字の差があるということは日本人と欧米人の間にどういう違いがあるのでしょうか?
人から聞いたり、ぼんくら頭で考えたりしたことを挙げてみます。
BCG注射が義務だった
日常習慣的な握手、キス、ハグしない
手洗い、うがいの習慣(それほど徹底しているとは思えませんが)
土足の生活の文化じゃない
言語の違い(日本人はモゴモゴ話す)
マスク好き
乾燥を嫌う(加湿器好き)
空気清浄機が好き
知らない人とあまりおしゃべりしない
納豆などの発酵食品が好き
他に考えられるのは、日本人を含むアジア系人がすでに抗体を持っているか遺伝子的に感染しにくい(こういうことはよくあるそうです)
他にも知らないことはたくさんあると思いますが、こんなところでしょうか。
ではなぜこのような事態になっているのでしょうか?理由は全くわかりません。わからないということが恐怖の基になっている可能性はあります。
さて、では私たちは何をすべきか?
すべきなのは、ちまたで言われるようにうがい、手洗い、そしてうがいですね。うがい薬や石けんを使わなくてもこまめに行うことで相当な効果が期待できるそうです。
マスクは意味がないという意見もありますが、やはりザックリでもフィルターがあれば無防備でいるよりはかなり有効だと思います。
また、衣服などを清潔に保つ。花粉症のひどい方にはあまりお勧めできませんが、太陽に当てて乾燥すると紫外線効果により、かなりの効果を期待できます。
それに、適度の睡眠と運動、適正な食事ですね。身体を健康な状態に保つ、これがなにより大切です。例えウイルスに接することがあっても、健全な身体環境にあれば感染は防げる、感染しても発症しない不顕性感染という、自然免疫を身にまとった状態になります。
症状がなければわざわざ検査をする必要もないのではないかと考えています。そういう意味では、国の方針は間違えていないように思います。
もし、これが高確率で重篤な状況を引き起こす可能性が高いウイルスであったならば、国はとっとと全員検査や強制隔離に近い態勢を敷くはずですが、それをしないのは、知らないうちにかかっていたという流れの方が騒ぎがフェードアウトしやすいということでしょうか。
不安にかき立てられ、恐怖におののき、同じ方向へ突っ走る危険を避けつつ、できることをやっていくというスタンスなのでしょう。
現時点ですでに感染してしまっている人達は、感染者数が少ないが故にほんとうに大変な思いをされていると思います。何も感染するようなことをしていないにかかわらず、その場にいたというだけで罹患し、その行動を全てチェックされ、接触者全てが容疑者にされてしまいます。
もし運悪く濃厚接触者になってしまったら、当然ですが検査を受けなければなりません。
しかし、現時点での感染者は1億2千万人のうちの3900人しかいません。当たる確率は相当低いです。恐れず堂々と、粛々と普段の生活を続けましょう。
感染する確率は、健康状態が悪ければ高くなり、よければ低くなります。自分の心がけ次第で感染を防げます。
不顕性感染(サイレントキャリア)が怖いとマスコミは盛んに言っていますが、実はこれは反対にほとんど問題ありません。(感染ルートにはなり得るが、感染力が大きくないので、感染爆発にはなっていない)もし感染爆発するなら、3月の頭くらいにはとっくにしているはずです。
適度の睡眠と運動、うがいと手洗いを続けていきましょう。
簡単なことをしていきましょう。面倒なことは続きませんから、最低限、できることだけをやりましょう。それだけで罹患者にはならずにすみます。例え感染しても症状が軽度の風邪程度で済むと思われます。
マスコミは、視聴率重視のため、もっとも重度の患者のことばかりを報道します。それを繰り返し目にすることで、コロナは怖い病気だと刷り込まれてしまいます。
高齢者の方、持病をお持ちの方は特に心配でしょう。しかし、考えることは同じです。自分の免疫を少しでも上げることにより、発症のリスクは減少します。ただし、極力人混みを避ける努力はしといた方がよいと思います。
『治未病』
東洋医学の基本理念のひとつです。『いまだ病まざるを治す』鍼灸治療は、免疫力を上げ、見えざる敵に打ち勝つお手伝いをします。
最後に、『内傷なければ外邪入らず』という東洋医学の基本概念があります。心が病んでいなければ外から邪は入ってこないという意味です。
言い換えれば、『怖れは邪を呼ぶ』強い怖れを抱くことで、病気にかかりやすくなると言う戒めです。
『馬鹿は風邪引かない』というのもありますね。『難しいこと考えすぎると病気になるよ、難しく考えずに気楽に過ごせば病気にもならないよ』と言う意味です。
あれこれ、疑心暗鬼にならずに強い心を持って、この難局を乗り切っていきましょう。
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追記
このページは、今後の状況の変化に応じて随時書き換えていこうと思っています。
また、今回は、重症者の方についての記述がありませんが、いずれ機会があれば書いてみようと思います。