◆その4(治療編) |
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いよいよ治療に入ります。着替えがすんだら仰向けの姿勢で休んでいてください。なにか治療上必要なことがあればいくつか追加で質問をします。
同時に患部やお腹、手足、頚などを触診し熱や冷え、浮腫、緊張、湿疹等の状態を確認します。(ただし陰部の視診および触診、内診をすることはありません)
その後両手をなんとなくお腹の上に置いた姿勢で手首の内側の脉を診ます。
これでどの経絡、経穴にどんな手法でどんな種類(材質、太さ、形状)の鍼をするかを決定します。
治療の方針が決まったら手や足の経穴(ツボ)に鍼をしていきます。
1本鍼をするごとに手首のところの脈に触れ、拍動の速さ、強さ、太さなどの変化を診て、今した鍼が血液の流れにどう影響したかを確認しながら治療を進めていきます。
これが本治法という治療法で、5臓6腑のバランスを整え、自分自身の力で体内の異常を治そうとするエネルギー(気)循環の正常化を図るのが目的です。今風に言えば自然治癒力の強化ということになります。
そうしてまずは全身の気の流れを澱みないように調えておきます。
ここまでが脉診流鍼術の特徴的な治療法です。
この治療は循環器系、消化器系など内臓疾患や精神神経、ホルモン、血管といった内的(陰的)な部分の疾患や機能異常に非常に効果的です。
次に横向きになり、首周りの緊張を取ります。
首周りは、精神疲労や緊張などのストレス、老化による影響が最も顕著に出るところで、脳梗塞や認知症、その他意識障害などの脳血管疾患に繋がってきます。
また、全身あちこちのトラブルは必ずここに何らかの異常を現しますので、ここになんの自覚症状がなくても治療をしておきます。
次は俯せになります。
首の後ろから肩背部、腰臀部、下肢の弱っているところへは補法を、機能亢進しているところへは瀉法を行います。
特に痛いところや不具合のあるところはよく観察して治療を行います。
もう一度仰向けになって、脈がいい状態になっていればそこで終了、なっていなければもう一度チェックして必要なところに鍼をして終了します。
とまあ、こんな感じで治療が進められます。
所要時間は約15〜20分です。
ちょっと短いように感じられるかも知れませんが、最初から最後まで一人一人付ききりで治療に当たり、鍼を刺したまま寝かせておくというようなことは致しませんので、その分短い時間になります。 |
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