もうすぐ梅雨ですねぇ~!?

春の不安定な季節もすぎ、夏を感じるワクワクする季節の始まりです。しかし、そうは言っても、その年その年で気候には変動があり、特に、湿度の変化に弱い人にとっては春より辛い時期になります。

なにしろ梅雨の入り口でもありますから、湿度との戦いになります。湿度が上がってくると、身体が重くなり、だるさを感じるようになります。

身体重く、節(ふし)痛む季節です。全身が重だるくなり、節々が痛みやすくなる。

頭痛やめまい、立ち眩み、突発性難聴なども水分代謝の変動で起きやすくなります。

また、全身の関節障害、腰痛、肩凝りがひどくなりやすいです。また、腰痛(ギックリ腰)や寝違えなど筋(すじ)の病気も増えて来ます。

気温が上がり、湿度も高いので、身体が熱を持ちやすくなってきます。うまく発汗できればよいのですが、汗をかけなかったり、汗をかいたところに冷房に当たって、冷えを生じて身体が硬くなってしまうこともあります。

浮腫(むくみ)が顕著になり、ヘバーデン結節やブシャール結節など、指先の関節が変形してくる病もこの時期に悪化しやすくなります。春に引き続き、坐骨神経痛や肋間神経痛も増えて来ますね。

 

さて、今年の初夏はどんな感じでしょうか?

この時期は、身体にこもった熱と水分を発散させることで体調を維持できます。身体を温め汗をかく、あるいは大小便の通じをよくすることが大事です。

 汗をかいて、そのまま冷房などで冷えたりすると体表面に冷えの壁ができ、かえって熱がこもりやすくなることがあります。特に、慢性的な腰痛や肩凝りなどに悩まされている方は、症状が増悪することがありますので注意が必要です。

また、冷やすために水分をたくさん取り過ぎるのもNGです。浮腫がひどくなったり、一時的には冷えても、かえって逆効果になってしまいます。

 

また、日常的には、胸や頭にこもりがちな熱を足に引き下げる半身浴で、こもった熱を外へ引き出すように外から温める様に心がけて下さい。それだけでもずいぶん身体が軽くなります。

身体を温めるのに適した食事、根菜類を多く摂り、他にも、生姜湯やねぎ汁、葛湯など身体を温める民間療法を試してみたりして、極力自分の力で免疫力を強化し体調を維持する努力をしましょう。